お別れの会取扱規定の決定
お別れの会対象者の基準は、会社が負担する費用の範囲を明確にする取扱規定を作成します。お別れの会には、会社で費用を全額負担する場合と、一部負担する場合があります。
どちらの場合でも企業(団体)がその費用を負担します。どの範囲を負担するかについて実行委員会で取扱規定を定めておき、葬儀の都度、取締役会で決定し、議事録に残します。
なお、お別れの会の執り行える範囲は、相談役、取締役を主として、会社に貢献された方などで、その他社内規定によります
お別れの会形態の決定
お別れの会の多い例としては、お通夜、告別式を近親者のみで「密葬」で行い、後日「無宗教」という形でお骨でのお別れの会を行う例が多く挙げられます。密葬とお別れの会を別々に行う場合は、準備時間が取れることや、遺族の意向、会社の意向などを尊重したうえで行われることが多くあります。なお、この場合は、慌ててお別れの会を行うことはなくお別れの会を行うことはなく、一ヶ月後に行うものが多いです。
※お別れの会においては、御香典、供物、供花をお受けするか、ご辞退するかを決めておきます
お別れの会日程の組み方
近親者だけで火葬を済ませる密葬方式をとれば、一応の準備、連絡が取れる一ヶ月後あたりに骨葬形式でのお別れの会を設定できます。準備においても企業の危機管理の一つとして、あらかじめ用意しておけば期間を短縮することが来ます。なお、お別れの会の日程の決定に際しましては、会葬者の都合を考慮して、土曜日、日曜日祝日は避けた方が良いでしょう。
お別れの会会場の選定
お別れの会を執り行う式場は、規模、参列者の人数を考慮して決定しなければいけません。また、駐車場や最寄りの交通機関なども会場を決める大切なポイントとなります。2~3会場が見つかれば、一度下見に行くとよいでしょう。※ホテルで開催される場合が多いです。
ホテル選びのポイント
①控室・・・親族、来賓などの控室の有無
②休憩室・・・参列者が休憩できる場所の有無
③会場・・・お清め(立食会場)式典会場の広さ
④駐車場・・・駐車可能台数
⑤交通機関・・・最寄駅など
お別れの会実行委員の選定
実行委員は実行委員会の定める方針・取扱規定に従い、企画を立て、準備の中枢となるとともに、お別れの会当日は、司令部の役割を担います。実行力のある中堅幹部を中心に組織します。実行委員のまとめ役として、実行委員長を立てるとよいでしょう。
実行委員長の選定
お別れの会における実行委員長とは、お別れの会の責任者を表し、施主の役割を担うと考えるるのが最も妥当だと思われます。中小企業では親会社の役員、又は、業界や組合などの社外的な方にお願いをします。
お別れの会対象者の社内記録整理ー事前準備
お別れの会対象者の経歴(職歴・団体歴)を確認し、写真、ロゴマークを用意し、宗旨宗教。家紋を調べます。また、ご遺族に写真や遺品などをご用意いただきます。